●炎症が原因で起こる不調
疲れやすい、節々が痛くなることがある、発疹・アレルギー、風邪をひきやすい、歯茎から血が出る、花粉症、下痢・便秘、口内炎、生理痛・PMS、膨満感、肌荒れ・しみ・ニキビ、便やおならが臭い、頭痛、肩こり、血圧高め、目のかゆみ、鼻づまり・くしゃみ、背中が張る、のどの荒れ
【その他】
・考えがまとまらない・集中力低下・体力がない・痩せにくい
【食習慣生活習慣】
甘い物→ほぼ毎日 (よく食べる)
外食→ほぼ毎日(週に3~5回)
排便→薬に頼る (2∼3 日に1回)
睡眠時間→5時間以下
ストレス→強く感じる(感じる)
飲酒→かなり飲む(飲む)
喫煙→かなり吸う (吸う)
こんな方は、細胞の炎症から来る症状かもしれません
●炎症とは
炎症とは、身体を守る生体の防御反応のこと
身体に侵入した細菌やウイルスから守る働きをするのが白血球(免疫細胞)です。
白血球が戦う時に、発赤(赤くなる)・腫脹 (腫れる)・熱感(熱くなる)・疼痛(痛む)・機能障害 (動かなくなる)などの炎症反応が現れます。細胞や組織が傷害を受けた時に白血球(免疫細胞)が戦い、排除し再生するための反応で、生命にとってこの防御反応は重要です。
STEP01ー原因を見つける
●炎症の原因・種類
急性炎症
感染症(ウイルスや細菌・真菌・寄生虫など)
外傷や打撲
慢性炎症
腸内環境の悪化・高糖質・酸化・肥満・ストレス・食事の乱れ
睡眠不足・運動不足・喫煙(生活習慣の乱れ・活性酸素を出す生活)
慢性炎症性疾患
慢性炎症 → 老化
- 慢性炎症性疾患
- 炎症性陽疾患・関節リュウマチ・慢性閉塞性肺疾患・乾癬・前立腺炎
- 心血管疾患
- 動脈硬化・脳卒中・心不全
- がん
- 神経系疾患
- アルツハイマー病・パーキンソン病・てんかん・認知症
- 代謝疾患
- 糖尿病・メタボリック症候群
- 筋骨格疾患
- 骨粗鬆症・筋ジストロフィー
- 皮膚
- しわ、セルライト
- 慢性疲労症候群
その他、以下もすべて炎症
腸の炎症・皮膚炎・関節痛・アトピー性皮膚炎・気管支炎、鼻炎、脂肪細胞の炎症・上咽頭の炎症・歯肉の炎症・口内炎・膀胱炎、血管炎症、肝炎、潰瘍性大腸炎など炎症は様々
●細胞の炎症
細胞膜・血液細胞の炎症
脳細胞膜の炎症(アルツハイマー)
腸鼓膜の炎症
善玉アディポサイトカイン
アディポネクチン
レプチン
↓
肥満
↓
悪玉アディポサイトカイン
アンギオテンシノーゲン
TNF-α
PAI-1
肥満になると内臓脂肪の炎症を起こす
研究所 慢性炎症は生活習慣病とがんに共通する基盤
http://plaza umin.ac.jp/manabe/project/inflammation
●酸化ストレス物質とそれが原因の疾患
活性酸素を産生させ、酸化ストレスを引き起こす要因
ストレス・紫外線・大気汚染・煙草の煙・水質汚染・工業溶剤のような環境毒素・重金属・農薬・過剰なアルコール・激しい運動・運動不足、睡眠不足・酸化を促す食べ物の多飲
↓
細胞膜・血管ダメージ・免疫ダウン
酵素失活・タンパク質の変形・DNA損傷・脂肪の酸化(過酸化脂質)
↓
酸化(活性酸素産生の過剰)が原因となる疾患
がん、動脈硬化、糖尿病、アトピー、喘息、花粉症、リウマチ、関節炎、肩こり、高血圧、認知症、薄毛・抜け毛・白髪、生理痛、老化(しわ、たるみ)などあります。
これらは一部で、活性酸素が原因となる疾患は200種類以上あると言われています。
02 控えるもの
●血管・細胞膜・腸の炎症を起こしやすいもの
①炎症を誘導する脂肪酸(細胞膜のクオリティーが下がる→炎症)
②高糖質食品 AGEを生成する(肥満・高血糖で血管が傷つく(糖化)→炎症)
③未消化になりやすいタンパク質(腸の炎症)
④添加物 加工食品(炎症を誘発し、免疫力低下させる)
健康と美容のための食品:抗炎症作用と抗酸化作用
腸内環境の乱れ、炎症、アレルギー、免疫力低下にアプローチするための食品を紹介します。
STEP03ー積極的に取り入れる食品
●抗炎症作用に必要な栄養素
- 抗炎症効果
- オメガ3系脂肪酸(リノレン酸、EPA・DHA)
- ビタミンD・ビタミンC・マグネシウム
- その他:生姜、玉ねぎ、ネギなどの薬味やハーブ
- スパイス(クローブ、シナモン、オレガノ、ターメリック、こしょう)
- 抗酸化対策
- 抗酸化ビタミン(A・C・E)
- ミネラル(鉄・マグネシウム・亜鉛・セレン)
- フィトケミカル(βカロテン・ポリフェノール)
- CoQ10
- グルタチオン
- αリポ酸
2. 旬の野菜の効果
- 旬のものを食べる
- 土の中に固いもの
- アクが強くデトックス作用のあるもの
- ホクホクしてでんぷんが多いもの(冬)
- ぶら下がっていて水分が多いもの(秋)
抗酸化栄養素
- ビタミンA: 緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンは抗酸化力が強く、体内で必要に応じてビタミンAに変わる
- ビタミンC: 抗酸化力が非常に強く、活性酸素から細胞や組織を守ってくれる
- ビタミンE: 細胞膜のリン脂質の酸化を防ぎ、リン脂質が酸化してできる過酸化脂質の発生を抑える
- 亜鉛: 補酵素として働き、ビタミンAと共に働くことで抗酸化作用が高まる
- マグネシウム: 抗酸化酵素を活性化し、細胞内酸化ストレスを軽減する
- セレン: 抗酸化酵素を活性化し、細胞内酸化ストレスを軽減する
- フィトケミカル: 野菜の香りや苦み成分で、活性酸素を無毒化し抗酸化力をアップする働きがある
- CoQ10: ビタミンと同様の働きをして、ビタミンを助ける強い抗酸化力があります。
- αリポ酸: 補酵素として働き活性酸素の増加を抑制し、細胞の酸化を防ぐ
抗酸化に必要な食べ物
- カラフル野菜・果物、ナッツ類、貝類、豆、海藻、雑穀
- フィトケミカル・ビタミン (カラフル野菜や果物)
- ビタミンE (ナッツ・アボカド)
- ビタミンA・亜鉛 (うなぎ)
- 亜鉛 (貝類・豆・卵・など)
- マグネシウム (アマランサスや海藻)
STEP04ーその他のアドバイス
- 基本的生活習慣
- 食事・睡眠、運動のバランス
- ストレスマネジメント
- 自律神経を整え、免疫細胞コントロール・副腎ホルモン (コルチゾール)の消耗を防ぐ
- 適度な運動
- 肥満解消・ミトコンドリア活性
- 睡眠時間をとる
- 成長ホルモン分泌→免疫アップ・血糖バランス
- お風呂にゆっくり入る
- 免疫力 (リンパ球を増やす)
- ミネラルファスティング
- オートファジー活性・腸内環境の改善
「腸」には身体全体の6~7割もの免疫細胞が集まり(免疫細胞の50%は小腸に、20%は大腸に集中)、免疫力を左右し、腸内細菌叢が腸管免疫をサポートしています。腸はいわば免疫機能の総合指令所。
免疫細胞が炎症反応を起こし、異物を攻撃・排除しようと働き、病気やアレルギーなどの発症を抑えてくれるのです。
腸内細菌叢のバランスを整え、腸管バリア機能をUPすることが大切です。
STEP05ーまとめ
◎原因
- 急性炎症
- 感染症(ウイルスや細菌・真菌・寄生虫など、外傷や打撲
- 慢性炎症
- 腸内環境の悪化・高糖質、酸化 肥満・ストレス・食事の乱れ・睡眠不足、運動不足・喫煙(生活習慣の乱れ・活性酸素を出す生活)
◎控えるもの
- 炎症を誘導する脂肪酸
- 飽和脂肪酸 (肉類・乳製品など)
- オメガ6系脂肪酸 (リノール酸・アラキドン酸) (大豆油・紅花・コーン油など)
- 酸化した油 (コンビニ弁当・スナック菓子・レトルト食品・惣菜・インスタントラーメン・外食・できあいの総菜や揚げ物・マヨネーズなどの調味料など)
- トランス脂肪酸 (マーガリン、ショートニング、加工食品 ファストフードなど)
- 高糖質食品
- ブドウ糖果糖液糖、精製糖質(白ご飯、うどん、パンなど)、過剰なアルコール、人工甘味料
- 未消化になりやすいタンパク質
- グルテン(小麦製品)、カゼイン(乳製品)
- 腸の負担が増え、免疫力を低下させる食品
- 加工食品 加工肉 (ハム・ソーセージなど)、亜硝酸塩、添加物(保存料・着色料、乳化剤)、旨み調味料
◎積極的に摂るもの
- 抗炎症効果のあるもの
- オメガ3系脂肪酸 (リノレン酸、EPA・DHA)・ビタミンD・ビタミンC・マグネシウム
- その他・・・生姜、玉ねぎ、ネギなどの薬味やハーブ
- スパイス (クローブ、シナモン、オレガノ、ターメリック、こしょう)
- 抗酸化効果のあるもの
- 抗酸化ビタミン (A・C・E)、ミネラル(鉄・マグネシウム・亜鉛・セレン)、フィトケミカル (カロテン・ポリフェノール)、CoQ10、グルタチオン、αリポ酸、旬のものを食べる
◎その他のアドバイス
- 基本的生活習慣改善
- 食事・睡眠・運動のバランス
- ストレスマネジメント
- リラックスして自律神経を整え胃腸の動きをスムーズにする
- 適度な運動
- 肥満解消・ミトコンドリア活性
- 睡眠時間をとる
- 成長ホルモン分泌一免疫アップ・血糖バランス
- お風呂にゆっくり入る
- 免疫力(リンパ球を増やす)
- ミネラルファスティング
- オートファジー活性・腸内環境の改善
